管理人の独り言
le monologue
調べるということ
何かを調べるということは、インターネットがなかった頃から得意でした。OL時代も、よく「何々について調べて欲しい」と上司に頼まれていました。そんなわけでオフィスの私の机のかたわらにあったのは、電話帳。調べる内容に関係のありそうなところに電話すると、そこではわからないまでも、「何処何処で聞けばわかるかもしれない」などと教えてくれて、またそこに電話して、答えがでるまであちこち電話してみる、ということをしながら調べることが多かったように記憶しています。
インターネットがある今では考えられないし、そんなことをする必要もありません。しかし、なにしろ全く知らない人に電話して問い合わせるので、コミュニケーション能力は、かなり鍛えられたと思います。そして「どこに聞けばわかるのか」という判断力も必要となってきます。
この2つは、今でもかなり役にたっています。でも、コミュニケーション能力はともかくとして、とっさの判断力はかなり鈍ってきました。まあ年のせいもありますが、便利なものを使ってしまうと、人間の能力って衰えるものだなぁと思います。インターネットは大好きですが、何かを得れば、何かを失うのはこんなところにもあらわれている気がします。
今週の展示は「熱い水色と小休止」 紅茶をテーマにした主にイラストのグループ展です。暖かい紅茶にほっとするような、そんな展示です。紅茶をイメージするイラストや写真などに囲まれる、紅茶好きにはたまらない空間となっています。6日(火)までです。